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TS-2000Sとdigiaidでデジタルモード。

TS-2000S
03 /21 2018
今日は春分の日で祝日です。
11時頃からあいにくの雪になってしまいました。
外で移動運用ができないので、先日購入した、USBIF4CWのdigiaidで遊んでおりました。

先日はTS-2000SをPCコントロールできたので、今度はdigiaidを使ってFT8をやってみます。

接続ケーブルを自作してTS-2000Sと接続し、何とかものになりましたので忘備録として書いておきます。







まず最初にdigiaidの不具合修正から。

ホームページに出ている様に、AF出力レベルが少ない不具合があるそうで、内部の抵抗をジャンパーしてくださいとアナウンスがあります。

早速ふたを開けて、抵抗を確認。




RCAプラグの下にある2.2kΩです。
抵抗を外して、スズメッキ線でジャンパーしました。




これでAFレベルがかなり改善されるはずです。

まずは、WSJT-Xを使ってFT8から。

WSJT-Xの設定は、Setting-Radioタブで

CAT Controlは、PCとTS-2000Sをつないているシリアルポートを指定する。




ここで重要なのは、Force Control Linesで
DTR: Low
RTS: High

にしないとPCコントロールができなかった。

また、

PTT Methodは、RTS
Port: COM9  →私の場合
 
ModeはUSBにする。

Audioの設定

SoundCard は
Input Output いずれも内蔵のサウンドカードを指定。




ここで、PCにつなげるオーディオケーブルですが、PCから出ていく音声はPCの背面にあるLINE OUT端子からdigiaidにつなげる。
PCの表面にあるヘッドフォーン端子ではだめだった。

設定はこんな感じ。







digiaidからの音声はPCの表面にあるマイク端子でOK。

FrontMicのプロパティーでレベル5がちょうど良い感じでした。




先に書いたAFレベルの改善をする前は、PC側でAF出力をかなり上げないとパワーが出なかったのですが、対策したおかげで、スピーカーの出力で44%くらいにするとちょうど良い感じです。

いずれにせよ、PCのオーディオプロパティーを開いて適宜マイクとスピーカーの音量を調整することが肝心です。

これでWSJT-XでFT8がうまく動きました。

お次はMMTTYの設定です。
digiaidのホームページに書いてあるように、EXTFSKを入手してインストール。
こちらはうまく設定できました。




最後にctestwinの設定。
こちらは結構悩みましたが、CWポートのところで、シリアルポートに設定して、COM番号を指定することで無事に動くようになりました。
USBIF4CWにチェックだと動きません。

また、KeyOut:DTR、PTT:RTS
ここにもチェックを入れること。
チェックを入れないと、符号が出ずに連続ツ~~~~~~~となってしまいます。




これで無事にdigiaidで3つの無線ソフトが使えるようになりました。

ただし、いろいろやっていたら、使えないソフトもありました。

ハムログ連携USBIF4CWは、digiaidを認識してくれず動きません。

おそらく、シリアルポートを使う仕様でないためだと思います。
メーカーに確認していませんが、もし使えるよという方がいればぜひ方法をお聞かせください。

また、digiaidはパドルをつなげるジャックがついていません。
普通のUSBIF4CWやGen.3はパドルを本体につないで、コンテスト中に定型文送出以外に何か打てるのですが、それができないのはちょっとつらいところです。

実はTS-2000Sはパドルと別に縦ブレの端子もあるので、パドルの端子にはパドルをつけて、縦ブレの端子にdigiaidをつけています。
これでコンテスト中でもパドルを使って符号を打つことができます。

digiaidはお値段もお手軽なので、デジタルモードをメインで使って、コンテストはPCからちょっとやりたいという局におすすめですね。

ちなみにPCは、
Win7 32ビット
インテル COREi5
を使っています。

このTS-2000Sは、まだデジタル関係の免許を受けていない(CW,SSBは受けていますが)ので、早急に保証認定の申請をしたいと思います。
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TS-2000をラジオコントロールしてみた。

TS-2000S
03 /09 2018
久しぶりにTS-2000Sネタです。

TS-2000Sを隣のシャックに移したので、いろいろいじっていました。




そういえば、このリグを買った時に、リグコントロールソフトも付いて来たなあと探したらありました。

ARCP-2000
というものです。




早速RS-232Cケーブルを調達して、PCと接続してみました。
ソフトを立ち上げると、PCでリグの操作ができますね。(当たり前ですが)




まあ、便利と言えば便利ですが、遠隔操作をしない限りではあまり使うこともなさそう。
何しろ10年も前のソフトなので、操作だけしかできません。
CWのメモリー送出はPCからできますが音声はできないみたい。

とりあえず、まあこんな感じかなあでした。

でも、PCでコントロールできるということは、WSJT-Xを動かせるってことかな?
まだ少しやってみる価値はありそうです。

TS-2000S 受信改造

TS-2000S
10 /31 2015
TS-2000SはHFから430まで出られる無線機です。
VUHFも面白無線が聞こえるように受信改造をしてみました。

ネットでいろいろ調べたら、7エリアのOMさんのHPに詳しく出ていましたので、
参考にしました。

まずは取説に書いてあるように、上と下のケースをあけて、フロントパネルをパッカ~ンと下に折り曲げます。




メンテがしやすいようになっていますね。

矢印で表示したチップ抵抗を半田小手を当てて取ります。




上手く取れました。




コツは半田小手をチップ抵抗に当てて、その上から半田を流し込んでから小手をチップ抵抗にひっけけるようにすると上手く外れます。

フロントパネルとケースを元通りにして、電源オン。
リセット操作とかはしなくても、自動的に電源オンでリセットがかかって、
バンドが拡大しました。




残念なのは、152.99MHzまでしか広がらず、153MHz台の消防無線は聞こえません。
まあ、これは仕方がないかな。

肝心の航空無線の感度はまあまあです。
アマ無線をやりながら、航空無線もワッチできるようになって、楽しみがまた増えました。HI

TS-2000S 復活!

TS-2000S
10 /30 2015
ケンウッド創立60周年記念バージョンのTS-2000Sを持っています。
時々電源を入れてはいましたが、それも年に数回でした。

ひょんなことから、このリグのDSPの評判が良いことを知って、いろいろ調べたら、
ファームウエアを頻繁に更新しているようです。

そこで、本格的に使おうと思い、9月の中旬にファームウエアのアップデートと各部点検をケンウッドサービスにお願いしました。

1か月たっても戻ってこないのでTELして聞いたところ、各部点検をしてエージングを行ったところ、感度低下が認められたとのことで、原因を調査し、対策を行うとの回答でした。

メインリグは別にあるので、この際徹底的に調べて直してくれるようにお願いしました。

普通なら、そこまでやらなくて、点検してOKなら送り返してくるところですが、ケンウッドはちゃんとやってくれますね。
ちょっとうれしくなりました。

そのTS-2000Sが、本日ようやく届きました。







同封されていた修理報告書には詳しいことは書いてありませんが、TELで聞いたときに、どこかの部品の半田付けにミスがあったそうです。
おそらく半田クラックか何かでしょう。




早速電源を入れて確認。
ファームウエアも最新バージョンになっていました。




肝心のDSPですが、CWで帯域を50Hzまで絞っても不快なリンギングは出ずに、すっきりした信号が聞こえます。
以前のバージョンでは50Hzにすると聞くに堪えない音でしたが、今回のバージョンアップでかなり改善しているようです。
でも、相変わらず送風ファンの音が大きいですが。。。

とりあえずはマシなDSPに生まれ変わりましたので、これからサブトランシーバーとして活躍してくれると思います。

ファームウエアの更新と各部点検の費用と送料含めて7k円ほどかかりましたが、
費用に見合った性能だと思います。

トリオブランドのトランシーバーなので、結構レアかもしれませんね。
長く使いたいと思います。

JK1TCV Kazu

QRPメイン、時々QROでDX、移動運用、コンテストなど楽しんでいます。