連日暑い日が続いてますね。
ちょっとばて気味で、無線もお休みしています。
今日の午前中、暑くならないうちに先日購入したKX3用のパナダプターPX3の逆サイドバンドイメージを低減する調整を行ってみました。
これは、超強力な信号が入力された時に信号とは逆側にイメージ信号として出てしまうのを低減する方法です。
詳しい原理はさておき、早速やってみました。
PX3に直接信号を入力してやる方法がありますが、SG(シグナルジェネレーター)を持っていないので、今回はPX3の内部から基準信号を取り出して調整するやり方にしました。
まず、PX3の裏蓋を開けて1mほどのリード線をターミナルに差し込みます。

リード線の片側はKX3に取り付けたホイップアンテナに括り付けます。
ホイップアンテナは2m、430メガ用のよりは、ちょっと長めのロッドアンテナの方が良く信号を拾えました。

まずは各バンドのOSB AmplとOSB Phaseの初期値を紙に書いておきます。
続いて、コマンドでCAL Sigを選択し、ONにすると、KX3がキャリブレーション信号を受信して、PX3に表示します。
この信号より+20kHz高い所に逆サイドバンドの信号が見えてきます。
この信号を小さくし、ノイズと同じレベルになるように、OSB AmplとOSB Phaseを調整します。
各バンドを行い完了。
念のため、調整後のOSB AmplとOSB Phaseの値を紙に書いておきます。

オレンジの〇で囲った信号が基準信号で、赤い〇で囲った信号が、逆サイドバンドイメージ信号です。

調整をすることで、逆サイドバンドイメージ信号が見えなくなりました。
実際にアンテナをついで確認しましたが、あいにく超強力な信号は聞こえなかったので、効果があるかどうかは確認できませんでした。
またおいおい確認してみようと思います。